INTERVIEW 先輩就農者インタビュー

三澤 優治さん

山形県飯豊町
先輩就農者インタビュー

三澤 優治さん

就農の動機

関東で10年ほど会社員をしていましたが、以前から「いつかは農業をやってみたい」という気持ちがありました。農業への転職は収入面の不安がありましたが、就農イベントに参加した際、専業で生活できるビジョンを見せてくれたのが飯豊町でした。農業体験で初めて訪れた飯豊町で、役場や体験先など地域の方の親切で温かい対応に心動かされ、家族4人での移住を決意しました。雇用就農というかたちで約1年間、作物の栽培方法や農業経営などを学び、2019年4月にハウス4棟76aで念願の独立就農を果たしました。現在は妻と2人で、トマト、きゅうり、ブロッコリー、わさび菜を栽培しています。

実際に就農してみて

自分で計画を立て実践し、1年サイクルで結果が出るこの仕事に面白さを感じています。収穫のピーク期は朝から晩まで作業が続くこともありますが、その分収入も増えますので苦ではありません。栽培方法など分からないことを教えてくれたり、ハウスの水はけを良くするためにわざわざ重機を持ってきて溝を掘ってくれたり、困った時は近所の方や元就職先の方が助けてくれるので、失敗を恐れずに挑戦できています。今年は地元のマルシェにも出店し対面販売を経験しましたが、実際に食べた方から「美味しかったよ」と声をかけていただいたことも大きな励みになっています。

今後の目標

まずは、安心して「美味しい」と喜んで食べて頂ける作物を安定して育てられるよう技術を磨いていき、安心の土台を構築していく中で、以前からやりたいと思っている作物の成長と自身の成長をリンクさせた「自己啓発型農業体験」をやりたいと考えています。県内外の人とのかかわり、ふれあいを増やしていく中でファンを創造し、商品のブランド化や法人化にも挑戦出来たらなと思っております。
飯豊町では役場の方も積極的に相談に乗ってくれ支援してくださるので、「やりたい」と思ったことには積極的に挑戦していきます。